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みなレポ

出張!防災キャンプ@愛知学院大学

『防災キャンプ そなえ』
~東日本大震災からの経験を活かし、災害時における避難行動や
想定される様々な困難に立ち向かい、「防災とは?」について
自らの頭と身体を駆使し、問い詰めていくプログラム。~

2015年からはじまり、観光協会のプログラムの中でもひと際
「異彩」を放っているこのプログラムですが、
これまでに6回実施されており、遠くは沖縄の方々にもご参加いただきました。
※過去の開催レポート・プログラム概要はこちら⇒防災キャンプ

昨年夏は3回実施し、多くの学生、社会人の方々にご参加いただけました!

そして、季節は冬に変わった頃、夏に参加された「愛知学院大」の
担当の先生から観光協会、防災キャンプスタッフにあるお願いが・・・

「ぜひ、本学のキャンパスであの防災キャンプを!」

なんということでしょう。そうです、防災キャンプが南三陸町を
飛び出し、愛知県日進市にあります愛知学院大学日進キャンパスにて
開催することになったのです!!

これにはスタッフも驚き。なにせ町外で行うのは初めてでした。
そして日程を決め、事前に下見をするために愛知へ行きました。

自分が通っていた大学とのスケールの違いに唖然としました。

・キャンパス内の会場視察 ・備蓄倉庫の場所、備品の確認
・災害時における教職員、生徒の動き方 ・避難所としての役割
・日進市内における大学の立地、周囲の建物などの確認・・・

今までは「南三陸町の震災当時」をモデルにしつつ、
慣れ親しんだ場所でのプログラムでしたが、
これが場所が変わるだけでとっても大変でした。

そして防災キャンプスタッフと、学院大の先生と共に
作り上げた「出張版」防災キャンプが2月末に行われました!

避難訓練
自分の住む地域や、学校の授業で行ったことがあるかもしれません。
それでも「地区の備蓄倉庫の場所は?誰が開けられるの?」
「授業中に地震があったらグラウンドに避難して、そこから何をするの?」
考えてみれば、色々とわからないことがあったり、何をしたらいいのか
不安になることがありますね。

さらに、「自分はそのとき、何ができるんだろう」
「そのときのために、何をしておくべきなんだろう」と考えることは、
日常生活のなかではなかなかないことだったりします。

今回参加した学生たちもはじめはそうでした。
ですが、プログラムの中で自分たちの近くの避難場所や学校の設備を知り、
7年前に被災した南三陸町に住む人たちから当時の様子について語り部を聞き、
自分で考え、誰かと協力し、その場にいるみんなで「生きる」ことについて
自ら学び、行動したことで彼ら、彼女らの意識は変わりました。

『防災キャンプ そなえ』では明確な“答え”を提示することはありません。
災害・震災は「予期せぬ時に」発生し、「想像」を超えてくるものです。
東日本大震災で経験したこと、実行した行動が全ての“答え”ではなく
あくまでも「1つの回答」だということを、スタッフのみならず
参加者皆様にも認識していただければと思います。

皆さんお疲れ様でした!

 

今回開催のため尽力してくださった愛知学院大学の皆さま、
大変お世話になりました。ありがとうございました!

(※)防災キャンプの詳細はプログラムの都合上公開することは出来ません。
   興味のある方は観光協会担当スタッフまでご連絡ください。
   出張版、通常の南三陸での防災キャンプ開催についてもご相談ください。

 

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