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みなレポ

大雄寺の魚籃観音

町内きっての古刹として知られる志津川地区の大雄寺(だいおうじ)。
この大雄寺に「魚籃観音(ぎょらんかんのん)」という少し“珍しい”
観音様が佇んでいることをご存知でしょうか…?
墓地の駐車場から歩くこと約1分。
1枚目の写真の大きな観音様のすぐ隣に魚籃観音があります。
大雄寺の観音様は、正式には「魚籃摩梨阿観音(ぎょらんまりあかんのん)」といいます。キリスト教のマリア(摩梨阿)と仏教の観音を融合させ、あらゆる宗教を信じる方が拝むことが出来るように配慮がされているとのこと。
お寺の観音様ですが、彼女の首元には十字架のネックレスが掛けられています。

魚籃とは、とった魚を入れておく魚籠(びく)のこと。
これを持つことで三十三観音の魚籃観音であることを表しています。
※魚籃観音は法華経を広める為に世に現れたというストーリーが一般的です。
 漁業や海を司るという一面もあり、志津川湾に漁港を持つ南三陸町の
 復興が祈念されています。

献碑の辞によると、魚籃摩梨阿観音には写経848巻が納められており、
東日本大震災で亡くなられた方々の鎮魂、慰霊、そして南三陸町の再興が
祈願されているとのこと。
平成25年に誕生した、比較的新しい観音様。
仏教とキリスト教の垣根を越えた形状はあまり例を見ないような…。
観光スポット…ではありませんが、多くの方に見ていただきたい観音様です。(NIKE)

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