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みなレポ

しめ縄づくり

しめ縄づくり

早いもので12月も半ばに差し掛かりますね。
そろそろ大掃除、そして新年の準備をはじめるころでしょうか。
新年の準備とえいば、みなさんはまっさきに何を思い浮かべますか?
新年を迎える際に、神社や家庭の神棚・玄関に飾られる『しめ縄』を思い浮かべた方はどのくらいいらっしゃるでしょう?
私の祖父は年末が近づくと「お正月は神様を迎える行事だから、神様を迎えるためにしめ縄を準備しなくては」と毎年欠かさずにしめ縄をつくっていました。
幼い頃当たり前だった家に広がる藁の香りと縄を綯う音、今はもう遠い記憶です。

南三陸町入谷地区の「さんさん館」でも昔ながらの『しめ縄づくり』が行われています。
しめ縄は、手をすり合わせ、藁をねじりまとめながら綯(な)っていきます。
藁が短く少なくなってきたら、藁を少量ずつつぎ足します。


滑らかな手さばきであっという間にしめ縄がつくられていきます
まさに熟練の技。

誰でもすぐにできるものではありません。
コツを掴むのもなかなか難しく、集中力と根気が必要です。何よりしめ縄づくりでつかい続ける腕と手の力は相当なもの。

しめ縄につかわれる「藁」は稲刈りの時から、このために特別な加工処理をするそうです。

しめ縄にも種類があります。
南三陸町入谷地区のさんさん館で作られているのは「七五三下げ」「七下げ」「五下げ」「三下げ」「たが」「ごぼう」の6種類。
その他に神社に奉納する太いしめ縄もつくられています。

しめ縄がつくられている部屋の中に、1枚の張り紙があります。
その張り紙には手書きでこう書かれています。
『地域の伝統文化 心をこめて作りました』

入谷地区でしめ縄をつくり続けている菅原さん・阿部さん・山内さんの3人は言います。
「作り続けるのは地域の伝統を残していきたいから、昔ながらがなくなったら寂しいから」

人の心(想い)によって、
幸せをもたらす伝統文化・行事が今も大事に守られています。


12月24日開催「戸倉漁師の会」12月29日開催「おすばでまつり福興市」の会場で、しめ縄販売(予定)です!
※数に限りがございますので、すぐに売り切れになる可能性がございます。何卒ご了承くださいませ。


 

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