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絶景に感動!みちのく潮風トレイル「行者の道」で心と体をリフレッシュ!

絶景に感動!みちのく潮風トレイル「行者の道」で心と体をリフレッシュ!

 

宮城県南三陸町を通る「みちのく潮風トレイル 行者の道」は、豊かな自然と歴史を肌で感じられる、とっても魅力的なトレイルルートです。

この道は、なんとあの弘法大師もかつて歩いたと伝えられる、古くからの巡礼路。美しい太平洋を一望できる田束山(たつがねさん)の山頂を目指して、歩いてみませんか?

今回は、この「行者の道」の素敵な魅力をご紹介していきます!

 

みちのく潮風トレイルとは

「みちのく潮風トレイル」は、青森県から福島県まで続く、太平洋沿岸をたどる長距離自然歩道です。

森と海の恵みを同時に感じられるこのトレイルは、自然、人々の暮らし、そして地域に紡がれてきた物語が織りなす、この地ならではの美しい魅力にあふれています。

震災からの復興の願いも込められており、歩くことで地域の「今」と未来へと続く「希望」を感じていただけます。

最新の情報や、安全に楽しむための注意事項などは、NPO法人みちのくトレイルクラブ名取トレイルセンターで確認できますので、ぜひ訪れる前にチェックしてみてくださいね。

▶みちのく潮風トレイル公式HPはこちら

「行者の道」を歩き田束山山頂へ

今回ご紹介するルートは「行者の道」を通り、標高512mの田束山(たつがねさん)山頂上を目指すコースです。片道約2.3km、所要時間は休憩を含めて約2時間が目安です。

1.5kmにわたる行者の道は、マイナスイオンたっぷり。時には少し険しい道もありますが、進むごとに開ける景色に心が洗われます。特に7月には、道沿いを彩る美しいアジサイがハイカーの目を楽しませてくれます。

 

「行者の道」スタート地点までのアクセス方法

🚙マイカー利用の場合

「行者の道」のスタート地点へは車でアクセス可能です。ただし、周辺の道路は道幅が狭く、車同士のすれ違いが難しい箇所もございますので、お越しの際は十分ご注意ください。

 

🚌公共交通機関利用の場合

最寄りの公共交通機関は「BRT歌津駅」です。駅から樋の口集会所までは約4.2kmあり、徒歩またはタクシーでアクセス可能です。(歌津タクシー0226-36-2021)

樋の口集会所から「行者の道」スタート地点へ向かう途中、左手に荒沢不動尊があります。ここには、慈覚大師(円仁)の作と伝えられる不動明王像が祀られています。

 

「行者の道」スタート地点

「行者の道」のスタート地点には、車を約5台ほど停められる駐車スペースがあります。トイレも設置されていますので、散策前にご利用ください(※冬季は閉鎖となります)。

 

行者の道はその昔、田束山が信仰の山として栄えていた頃、行者(山伏)たちが修行のために利用したとされる歴史ある道です。沢沿いの道を歩き、水の音に耳を傾けながら、苔むした岩の間を縫うように進みます。

道中には、かわいらしい木製のモアイ像がハイカーを見守るように置かれているところも!こうした小さな発見も、トレイルの楽しみの一つですね。

途中には、「東の行場」として弘法大師が修行したと伝えられる「クモ滝」があります。この滝には大きな土グモが住んでいて、行者を悩ませていたそう。

クモ滝を過ぎると、行者が彫り刻んだとされる不動明王の磨崖仏が岩壁に残されている場所がありますので、よく目を凝らして探してみてください。

 

道中、ひときわ目を引くのは、樹齢数百年ともいわれる「大杉」。
さらに進むと、慈覚大師が修行したと伝えられる「穴滝」が現れます。滝の中央に深さ約1.8mもの穴があることから、その名がつけられました。

穴滝を過ぎると、木のベンチが置かれた休憩所が見えてきます。ここは「行者の道」の約半分、700m地点。少し一息入れるのにちょうどいい場所です。

休憩所を過ぎると、散策路は沢沿いから、雑木林へとその表情を変えていきます。

「行者の道」もいよいよ終盤に差し掛かると、あじさい園が現れます。例年7月中旬頃には、青や水色で統一されたブルー系統のあじさいや紫色のあじさいが鮮やかに咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

あじさい園を抜ければ、「行者の道」はここで終了です。
礎石建物跡を抜け、田束山山頂まであと少しです!

車道を渡ると、山頂までの坂道が見えます。お手洗いは山頂にはありませんので、渡った先にあるお手洗いをご利用ください。

 

山頂に到着すると、目の前には太平洋の雄大なパノラマが広がります。田束山は、奥州藤原氏との関連も深い史跡「経塚」が残る信仰の山でもあります。

田束山経塚群は、日本遺産「みちのくGOLD浪漫―黄金の国ジパング、産金はじまりの地をたどる―」の構成文化財の一つとなっています。

▶「みちのくGOLD浪漫」詳細はこちら

春には鮮やかな赤色のツツジが山肌を彩り、その美しさでも知られています。リアス海岸を眼下に望む景色は、これまでの疲れを忘れさせてくれる最高の絶景です!

▶過去のつつじ開花状況はこちら

 

アクセス方法

公共交通機関を利用する場合、BRT歌津駅やBRT志津川駅がアクセス拠点となります。BRT歌津駅から樋の口集会所への移動には、タクシーの利用がスムーズでおすすめです。

▶タクシー情報:歌津タクシー (TEL: 0226-36-3113)

 

散策時の注意事項

  • 服装と装備:足元は苔むしている場所もあるため、滑りにくいトレイルシューズ(できれば足首まで保護できるもの)を着用しましょう。季節に応じた服装、雨具、水分、行動食なども忘れずに準備してください。
  • 事前の情報収集:出発前に、天候や道の状況を必ず確認しましょう。特に山間部では天候が変わりやすいです。
  • ゴミは持ち帰り:自然を守るため、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
  • 無理のない計画:体調と体力に合わせて無理のない計画を立て、必要に応じて休憩を取りましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?「みちのく潮風トレイル 行者の道」は、昔ながらの歴史にふれながら、自然や景色をのんびり楽しめる気持ちのいいトレイルです。

次のお休みには、ちょっと足を伸ばして、心と体をリフレッシュしに出かけてみませんか?

▼参考
めぐるいのちにふれる旅 南三陸「海・里・森」トレイルプラン
めぐるいのちにふれる旅 南三陸「里山をめぐる」トレイルプラン
めぐるいのちにふれる旅 南三陸「田束山 行者の道」トレイルプラン

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