嘉義県立竹崎高級中学様(台湾)
【南三陸高校と学校交流を行いました!】

■実施概要
【日時】2023年6月9日 13:40〜16:00
【団体】嘉義県立竹崎高級中学様(台湾)
【人数】24名

 

6月7日から5日間の日程で、台湾・嘉義県立竹崎高級中学(日本の高校)の音楽クラス2、3年生の計24名と教員らが4年ぶりに南三陸町を訪問しました。
期間中には、日本料理体験会や、伝統文化のキリコ制作体験、志津川小学校での演奏会、南三陸さんさん商店街での演奏会、民泊体験などを通じて南三陸町民と交流体験を行いました。

スライドショーには JavaScript が必要です。

そのなかで今回は6月9日に行われた姉妹校締結を結ぶ南三陸高校との交流会の様子を紹介します。

 

訪問前にオンラインで交流を図っていた両校。
実際に対面で交流できる喜びや、同年代の学生同士での交流ができるとあって特に意気込んでいたようです。

 

南三陸高校生徒会長の三浦知聖さんは「同年代の海外の人と話す機会はあまりない。通っている高校が海外の高校とつながりを持つことができるのはとても貴重なことで楽しみ。先日オンライン交流を行ったときにオンライン上で交流をもったみなさんと、こうして対面で交流できることが非常にうれしい」と挨拶しました。

その後、南三陸高校代表生徒が南三陸町についての紹介や学校紹介を英語で挑戦。
2011年に発生した東日本大震災についてや、南三陸町について紹介するほか、入学式、学園祭や体育祭、卒業式など日本の高校生の1年間の流れを紹介しました。

竹崎高級中学の生徒も英語で学校紹介を行ったほか、地元の地理や観光名所、名産などを演奏の合間に紹介。
時折クイズも交ぜながら南三陸高校の生徒も巻き込んだ参加型のパフォーマンスが繰り広げられました。

台湾伝統楽器の二胡や揚琴、琴などを取り入れたパフォーマンスでは、台湾伝統音楽や太鼓パフォーマンス、舞踊も取り入れるなどバラエティに富んだパフォーマンスを披露。
台湾国内のコンクールでも2年前には最優秀賞に輝くなど、優秀な成績を納めているという迫力満点のパフォーマンスや美しいメロディーに南三陸高校の生徒たちも聞き惚れ、時に手拍子をしながら楽しんでいる様子でした。
さらに後半では日本でもおなじみのアニメソング「猫の恩返し」「崖の上のポニョ」「紅蓮華」なども演奏。すると会場は馴染みのある音楽に大盛り上がり。

 

アンコールでは「崖の上のポニョ」を全員で踊り、「紅蓮華」もマイクを南三陸の生徒が握って台湾の生徒と一緒に歌い上げるなど、会場は終始笑顔に包まれていました。

「紅蓮華」で見事な歌声を披露した林喬絜(リンチャオケイ)さんは「最初はとても緊張していたけれど、みなさんが暖かく迎え入れてくれて楽しい思い出となった。みなさんが笑顔で一緒に踊ってくれたり、歌ってくれたりしてうれしかった。南三陸は空気がすごく新鮮で町の景色もとてもよいところ。次回は台湾の伝統楽器に触ってもらっていっしょに演奏できたらいいな」と振り返りました。

竹崎高級中学校の蘇淵源(ソエンエン)校長は「来年も5月に50名ほどの生徒を引率して再び訪れたいと思います。地域ならではの伝統的な文化や暮らしを体験して学ぶ機会にしていきたい」と今後の交流の発展にも意欲を見せました。

南三陸高校の難波智昭校長は「若い皆さん同士でより友情を深めて、日本台湾の架け橋になることを願っている。これからも積極的に交流を深めていきたい」と笑みを見せました。

演奏会が終わると部活動交流を実施。
バドミントンやテニス、剣道などの部活を通じて生徒たちの距離はさらに縮まりました。
同年代で意気投合した生徒たち。楽しい時間はあっという間。
3時間にわたる交流会も別れの瞬間が近づくと生徒同士でスマホで自撮りをしたり、SNSのアカウント交換をする姿が各所で見られました。

 

東日本大震災をきっかけとして深まった南三陸町と台湾の絆。
12年経った今も若い世代に受け継がれ、交流が深められています。
南三陸町観光協会ではインバウンドに対応した教育旅行や交流プログラムにも対応。
地域だからこそ体験できる伝統や文化、人の交流を南三陸で実現してみませんか?

コメントを残す