「JICEオンライン交流会」実施レポート

【日時】2022年1月26日(水)10:00~12:00
【参加者】米国・カナダの 高校生~社会人
【人数】30名程度

被災地の復興・レジリエンスや復興に向けた日米(日加)の連携について理解を深める。
対日理解促進交流プログラム「カケハシ・プロジェクト」被災地復興ワークショップが南三陸町と北米地域(米国・カナダ)をオンラインでつなぐイベントが行われました!

南三陸町からは東日本大震災での被害や体験談を語り継いでいる語り部ガイド7名が国境を越えて伝えていきます。

イベントが始まると「ブレークアウトルーム」という機能を使い、語り部ガイドごとのグループへ分かれ、それぞれの語り部ガイドが東日本大震災から学んだ教訓や体験談を語り、通訳士さんが翻訳をして参加者へ伝えていきます。

その中でも、「初めての語り部ガイドです」という案内から始まったのが後藤新太郎さん。
後藤さんは普段は南三陸町戸倉地区で牡蠣漁師をされており、震災当時も漁師として漁港で作業をしていました。
震災での津波の影響により職場が失われ、一度は南三陸町を出て別の仕事をしますが、「南三陸の海に戻りたい。」その一心で南三陸町へ漁師として帰ってきました。
その中で感じた多くの苦悩や漁師として戻るための取り組み等を語り、参加者の皆さんも終始うなずきながら驚きを隠せない状況にありました。

講話が無事終了し、続いては感想や質疑応答を含めた交流タイム。
参加者の1人はカナダの沿岸部に住んでおり、父親が漁師をしているそうで、環境の変化によりロブスターにも影響が出ているそう。そちらも環境変化による影響はありますかと漁師の語り部さんならではの質問も出て、後藤さんからは震災を乗り越え一次産業からまちを盛り上げていこうと思っている事だけでなく、現在の南三陸町の漁師さんが抱えている環境問題についてもお話されていました。

今回の対日理解促進交流プログラム「カケハシ・プロジェクト」被災地復興ワークショップでは東日本大震災での教訓を学ぶだけでなく、各語り部ガイドさんとの交流の場にもなりました。
オンラインで開催することで国境をこえた交流ができ、双方に楽しめるイベントなりました。

また、今回初めて語り部ガイドを行っていただいた後藤さんは3月のイベントでもお話いただきます。漁師として見た東日本大震災。皆様是非ご参加ください!
今だからこそ東日本大震災の現場で一緒に考える。自然災害と向き合う2日間の語り部ツアー | 南三陸町観光協会公式HP (m-kankou.jp)

今回のイベントは「震災語り部講話・オンライン」をアレンジして提供しております。
オンラインでの講義や時間のアレンジなど各種相談に応じますので、気軽にお問合せください。
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