【来訪News】神奈川県立川崎北高等学校の皆さんが来訪されました

神奈川県立川崎北高等学校の2年生261名の皆さんが南三陸町を訪れ、南三陸のご家庭で交流するホームビジット体験を行いました。
地域の暮らしにふれ、町の人との心あたたまるつながりを感じる時間となりました。

  • 来訪日:2025年10月30日
  • 団体名:神奈川県立川崎北高等学校
  • 人数:261名
「ホームビジット」とは?

ホームビジットは、町民のご家庭にお邪魔し、一緒に料理をしたり、散歩したり、地域の日常にふれる交流型プログラムです。短い時間であっても、世代や地域を超えたあたたかな関係が生まれます。

訪問家庭により異なるさまざまな体験

ホームビジットでは、ご家庭ごとに体験内容が異なります。今回は午前と午後に分かれ、約30家庭で受け入れを行いました。

ある家庭では畑で落花生を掘り、そのままゆで落花生にして味わったり、別の家庭ではパウンドケーキづくりに挑戦しておやつ時間を楽しみました。

杵と臼を使った餅つきや、クルミを割ってすりつぶす体験、また、海辺を散歩して波の音を楽しんだり、近くのお寺にお参りして地域の暮らしにふれる姿もありました。

どの家庭でも、生徒の皆さんは初めての体験に目を輝かせ、町の方との会話を楽しみながら、「ここだけの、今日だけの、南三陸の時間」を味わっていました。

【Pick Up】焼き芋づくりに挑戦!

取材で伺ったご家庭では、裏山で落ち葉や小枝を集めるところからスタート。
濡らしたキッチンペーパーとアルミホイルでサツマイモを包み、落ち葉を使いながらじっくり焼き上げました。

火が消えないよううちわであおいだり、落ち葉を足したりと、火の番にも挑戦。
「焼き芋を作るのは初めて」「楽しい!」という声が飛び交い、気づけばあっという間の小一時間でした。

焼き上がった熱々のサツマイモを、みんなで掘りごたつを囲んでほおばりました。
「こたつっていいね」そんな声も聞こえ、日本の暮らしの中にある温かさにも触れる時間となりました。

別れの時間

3時間の短い時間ではありましたが、集合場所では別れを惜しむ姿が多く見られました。
「日帰りじゃなくて泊まりたかった…」と涙を見せる生徒の姿もあり、それだけ心に残る、深い交流となったことがうかがえます。

「地元ではできない貴重な体験ができて、南三陸に来れてよかった」という声もきかれ、たとえ短時間でも、心が通う交流は時間の長さではないことを教えてくれる、温かなひとときでした。

まとめ

ホームビジット体験は、観光ではなく“暮らしにふれる”交流です。
料理、自然体験、散歩、会話、家の中での過ごし方──そのすべてが南三陸の“日常”であり、生徒の皆さんにとって新鮮な学びとなりました。

この体験で得たつながりや気づきが、今後の学校生活や人との関わりの中で、そっと心の支えや広がりにつながれば幸いです。

▼今回の体験プログラムはこちら
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