探究学習プログラム

被災地=悲しみの場所ではなく「未来をつくる探究の場」

未来社会を担う子どもたちが
考え・行動するためのきっかけ「種」が
南三陸にはあります


世界ではいま、気候変動や環境問題、自然災害、そして分断や対立といったさまざまな課題が続いています。
「このままでいいのだろうか」——そんな問いに向き合う時代に、私たちは生きています。

南三陸町は、東日本大震災によって、すべてを失うという経験をしました。
しかし、このまちは“元に戻す”のではなく、そこからさらに前へ進む選択をしてきました。

自然と共に生きること、人と人とのつながりを育むこと、地域の価値を見つめ直すこと。
そうした積み重ねによって、より良い未来へと再生していく
——リジェネレイティブ(再生的)な地域づくりを実践してきた場所です。

震災からの復興の道のり、支えてくれた世界との絆、そして今も息づく地域の暮らしと文化。
民泊での生活や地域の人々との対話、語り部による体験の共有を通して、
学生たちは防災・環境・福祉・地域社会といったテーマを“自分ごと”として学びます。
ここで得られるのは、知識だけではありません。
「また会いたい人ができた」「あの言葉が忘れられない」
そんな出会いと気づきが、自分自身や社会をより良くしていく一歩になります。

南三陸での学びが、未来を再生していく力へ
その最初の一歩を、この場所から

世界ではいま、気候変動や環境問題、自然災害、分断や対立といったさまざまな問題が起きています。

「このままでいいのだろうか」——

そんな問いに向き合う時代に私たちは生きています。

南三陸町は、東日本大震災によって、すべてを失うという経験をしました。
しかし、このまちは“元に戻す”のではなく、そこからさらに前へ進む選択をしてきました。

自然と共に生きること、人と人とのつながりを育むこと、地域の価値を見つめ直すこと。
そうした積み重ねによって、より良い未来へと再生していく
——リジェネレイティブ(再生的)な地域づくりを実践してきた場所です。

震災からの復興の道のり、支えてくれた世界との絆、そして今も息づく地域の暮らしと文化。
民泊での生活や地域の人々との対話、語り部による体験の共有を通して、学生たちは防災・環境・福祉・地域社会といったテーマを“自分ごと”として学びます。

ここで得られるのは知識だけではありません。
 「また会いたい人ができた」
 「あの言葉が忘れられない」

そんな出会いと気づきが、自分自身や社会をより良くしていく一歩になります。

南三陸での学びが、未来を再生していく力へ
その最初の一歩を、この場所から


「3つのステップ」で未来に繋がる探究を

STEP1:オンライン
事前学習

テーマを決め疑問や問いを立てる

自分ごととしての関心を深め、現地で探究したいテーマや問いを設定します。

事前学習 | 流れ

探究学習で大切なのは、「ただ見に行く」ではなく、生徒が自分なりのテーマや問い、答えを持って現場に向かうことです。そのため、事前学習では次のステップで準備を進めます。

オンライン

事前学習(現地学習の約1ヵ月前)

オリエンテーション

  • プログラムの流れと日程共有
  • 目的と概要の説明
  • グループ分け

南三陸を知るレクチャー

  • 南三陸の紹介
  • 東日本大震災と被害の状況
  • 学校や地域の復興の歩み

当協会がオンライン授業で実施(1回 / 1~1.5時間程度)

探究テーマを決める

  • 様々な切り口の探究テーマ例を提示
  • 生徒は自分の関心に基づいてテーマを選ぶ

当協会がオンライン授業で実施(1回 / 1~1.5時間程度)

問いと仮説を立てる

  • 問いを深めるために“なぜ?”を重ねて考える
  • 仮説は自分の予想を言葉する

現地学習への準備

  • 基礎情報を調べる
  • フィールドワークで聞きたい質問を用意
  • インタビュー・記録・写真などの役割を決める

貴校にて実施
※1コマ確保いただければ十分です

当協会がオンライン授業で実施(1回 / 1~1.5時間程度)

貴校にて実施

※1コマ確保いただければ十分です


事前学習 | 探求テーマを決める 「防災」をテーマにした場合の例

一言で「防災」といってもさまざまな切り口からテーマを設定できます。複数のテーマを提案し、生徒自身の興味に基づいて選んでもらいます。

自分の命と身を守る

まずは自分の命と安全を守るために何ができるか?

  • 災害に備えて、自分は何を準備できるか?
  • 災害が起きたとき、まずどんな行動をとるか?
  • 正しい情報をどうやって見分けるか?
  • 不安な気持ちとどう向き合うか?

地域を支える

住んでいる地域・被災地の人たちの役に立つには?

  • 過去の教訓がなぜ次の災害に活かされにくいのか?
  • 被災した地域で自分にできる支援は何か?
  • 実際に喜ばれた支援にはどんな工夫があった?

家族・友達・仲間を守る

大切な人を助けるために日ごろから考えておくこと

  • 家族と避難場所や連絡方法をどう決めておくか?
  • 学校で災害が起きたら、自分に何ができるか?
  • 高齢者や障がいのある人をどう支えるか?

社会を動かす

社会の仕組みや未来の防災にどう関われるか?

  • 情報が発達した現代でもなぜ多くの命が失われるのか?
  • 自衛隊・消防・医療などの負担を減らすには?
  • 防災の仕組みをもっと強くするには?
  • 「復興」とは何か?本当に元通りを目指すべきか?

テーマ決めは最も悩みやすい場面です。候補を提示し、スムーズに進められるようサポートします!

テーマ決めは最も悩みやすい場面です。候補を提示し、スムーズに進められるようサポートします!


事前学習 | 現地に行く前に自分たちなりの答え・質問を考える

テーマに対して「自分たちなりの仮説」や「質問」を持って現地に向かうことで、観察や対話に目的が生まれ、“自分ごと”として学びが深まります。結果として、フィールドワークの質と主体性が大きく高まっていきます。

〔 探求テーマ 「例:防災」〕

なぜ過去の災害の経験や教訓は、次の災害時に十分に活かされないのか?

1. テーマに対する「仮説(仮の答え/予想)」は?

  • 教訓を伝え合うしくみがうまく働いていないから?
  • 時間とともに人々の危機感が薄れてしまうから?
  • 法やルールに反映されるまでに時間がかかるから?

2. 仮説を確かめるために、フィールドワークで何を質問すべきか?

  • 「震災後にできた防災のルールや仕組みには、どんなものがありますか?」
  • 「次の世代に教訓を伝えるうえで、最大の課題は何だと思いますか?」
  • 「震災後にできた防災のルールや仕組みには、どんなものがありますか?」

現地で「どんな視点にアンテナを立てるべきか」を生徒自身が考えておくことが、深い学びへの第一歩になります。

現地で「どんな視点にアンテナを立てるべきか」を生徒自身が考えておくことが、深い学びへの第一歩になります。

南三陸町で現地学習へ

STEP2:南三陸
南三陸町で現地学習

交流・対話を重ねリアルな情報を収集

自分ごととしての関心を深め、現地で探究したいテーマや問いを設定します。

現地学習 | 南三陸町での4日間

テーマに対して「導き出した答えと、それに対して明日から自分にできることは何か?」を南三陸での4日間を通じて見つけていただきます。

(標準的な日程として4日間を推奨していますが、予算やご都合に合わせてカスタマイズ可能です)

南三陸町での現地学習

 

A
M

P
M

1日目
震災当時を知る

  • 移動~南三陸町到着
  • ラーニングプログラム受講
  • 語り部ガイドによる視察

フィールドワーク➀
(災害当時の現場訪問

2日目
復興の過程を知る

フィールドワーク➁
(復興・地域づくりの現場訪問)

  • 中間ふりかえり
  • 問いの再整理

3日目
考えをまとめる

フィールドワーク➂
(設定したテーマに基づく訪問)

  • グループでプレゼン準備
  • BBQで交流・決起集会

4日目
発表する

  • 学びの成果をプレゼンテーション
  • 参加者からの総評
  • 振り返り

フィールドワーク➀~➂
テーマに応じて、地元企業や住民へのインタビューの場を設けます(例:水産業・観光・宿泊業・医療機関・学校関係者・行政職員など)


現地学習 | 体験型プログラムと語り部ガイドによる震災現場巡り

南三陸町での初日は、震災の記憶と復興の過程を学ぶ体験プログラムに参加します。
311メモリアルでの映像視聴や、語り部による現地案内を通じて、災害の実態や命を守る行動の原点を考えます。

南三陸311メモリアルで行う体験型プログラムです。住民の証言映像を視聴し「もし自分がそこにいたらどう考え、どう行動するか」を参加者同士で対話しながら深く学びます。

語り部の案内で実際の被災現場を巡るプログラムです。移動中に震災当時の様子や体験談を聞き、要所で下車して歩きながら復興の軌跡を学びます。


現地学習 | フィールドワークで情報を収集する

設定した探究テーマに沿って、南三陸の企業・機関・地域の関係者にインタビューを行います。
地域の課題や取り組みを直接聞くことで、新たな視点を得ることができます。

[フィールドワークででインタビューできる人々の例 「テーマ:防災の場合」]

震災被災を経験した人

  • 語り部ガイド
  • 当時の高校生、中学生
  • 避難所の運営を担った人
  • 仮設住宅を経験した人

防災・復興に関わる人

  • 消防団・防災士
  • 町の防災担当者• 地域のNPO
  • 協力隊
  • 復興に関わった行政職員

地域産業に関わる人

  • 資料館・震災遺構ガイド
  • 漁業や水産加工業に携わる人
  • 農業に携わる人
  • 民宿・観光業を営む地域の方

医療・福祉の支援者

  • 保健師
  • 看護師
  • 高齢者や障がい者を支える人
  • 町外からの支援者

インタビューを通じて生徒はテーマを深掘り、自分の興味や将来の目標についても考えを深めていきます。

インタビューを通じて生徒はテーマを深掘り、自分の興味や将来の目標についても考えを深めていきます。


整理・分析プレゼンで発表する

得られた情報や気づきを整理し、仮説や考察をまとめて発表します。

現地学習 | 最終日のプレゼンテーション

現地での対話や観察を通じて深めた学びの成果を、仮説への答えや今後の行動計画としてまとめ、
ヒアリング協力者など南三陸の方々に向けて発表します。

  • ヒアリング協力者など、町の方々に向けて発表
    • 事前に立てた仮説
    • 現地で得た気づき・答え
    • これからの行動計画
  • 参加者からの総評とアドバイス

学びの成果を言語化し、人に伝える経験が、次の行動につながります。

学びの成果を言語化し、人に伝える経験が、次の行動につながります。

STEP3:オンライン
事後学習

自分の行動につなげる

現地学習で得た学びをもとに行動計画を立て、実践を通じて社会に還元します。

事後学習 | 計画の実行・発表

現地学習で得た学びをプレゼンで終わらせず、”行動”へとつなげて社会に還元します。
各自が立てた行動計画をもとに実践し、その成果を南三陸の関係者に発表、一緒に振り返ります。

事後学習(現地学習の1~2月後)※ご相談の上決定

校内での発表・共有にとどまらず、実際の行動へと移していきます。

たとえば、募金活動の企画、地域との連携、SNSを活用した情報発信など、生徒自身が「社会にどう働きかけるか」を考え、実践につなげることで、プレゼンで終わらない“行動する探究”を目指します。

貴校にて実施
※1コマ確保いただければ十分です

探究の成果を伝える場として、生徒による報告会を実施します。南三陸側もオンラインで参加し、地域の方々からのフィードバックや感想を受ける機会となります。

単なる発表にとどまらず、現地との対話や相互理解を深める“交流の場”として展開します。

当協会がオンライン授業で実施(1回 / 1~1.5時間程度)

貴校にて実施

オンライン授業で実施(1回 / 1~1.5時間程度)


現地訪問が難しい場合は、「出前授業」や「オンライン授業」も可能です

南三陸への訪問が難しい場合もご安心ください。
語り部や専門講師による授業を、オンラインや訪問形式でも実施できます。お気軽にご相談ください。

[ 授業内容例:60~90分程度 ]

テーマ「防災」

東日本大震災の経験をもとにした

「内面からの防災教育の重要性」

「想定外を超える!今知っておくべき防災の真実」

テーマ「環境」

南三陸の事例をもとにした

「海を見ることは社会を見つめること」

「ひとと海の繋がり~海洋ごみと未来の暮らし~」

[ 料金について]

  • 講師料金: 50,000円~/1講師(税別)
  • 交通費:実費相当分をご負担いただきます。

探究学習をまるごと支える、
南三陸のサポート体制

「テーマが決まらない」「進行に不安がある」そんなお悩みにも、多くの学校と向き合ってきた経験があります。
南三陸では、企画・現地・事後支援まで一貫してサポートできる体制でお待ちしております。

セミオーダー型でプランをご提案

学年や教科、学びたいテーマに応じて、セミオーダー形式で最適なプランをご提案。事前ヒアリングをもとに、先生と一緒に行程を組み立てます。

専門コーディネーターが帯同サポート

各分野に詳しい専門コーディネーターが現地に同行。生徒が学びの”種”を見つけ、主体的に考え、対話するプロセスを後押しします。

事前学習〜事後学習までサポート

事前・事後学習ではオンライン対応や講師派遣も可能。レクチャーや問いの提示、振り返りの発表支援など、学びの前後も丁寧にサポートします。

豊富な教育旅行の受け入れ実績

国内外あわせて年間140校以上を受け入れ。震災学習や一次産業体験を中心に、修学旅行や教育旅行など多様な地域・学年に対応しています。

プログラム概要・料金目安

日数3泊4日(1日目午前〜4日目15時終了)
料金目安75,000円~(税込)/名
人数20名程度の想定
料金に含まれるものプログラム料金 宿泊料金(2食付)移動交通費(※マイクロバス想定 最寄りの新幹線駅:くりこま高原駅~南三陸間の移動費及び町内での移動費)
最寄りの新幹線駅くりこま高原駅~南三陸間の移動費及び町内での移動費)
料金に含まれないもの上記以外の移動交通費 昼食料金(1日目及び2日目)国内旅行保険

※構成するプログラム内容によって料金が異なります。
※3日以下や中長期のプログラムについてはご相談ください。


現地学習で活用できるプログラム一覧