実施概要
【日時】2026年7月16日(木)-24日(金)
【団体】国立嘉義高級中学
【人数】17名
国立嘉義高級中学(台湾)
国立嘉義高級中学は、台湾嘉義市に位置する国立高等学校です。
東日本大震災後、台湾から寄せられた復興支援をきっかけに、台湾と南三陸町の相互交流が始まりました。
その中でも国立嘉義高級中学とは2017年に交流が始まり、翌2018年からは南三陸町を訪れる教育旅行が実施されました。
毎年夏には日本語研修旅行の一環として来町し、地域での交流やさまざまな体験プログラムを通して、南三陸町について学びます。
今年は17名の生徒が来町し、8日間の日本語研修旅行の中で短期ホームステイも実施。
本レポートでは、その研修旅行の様子や南三陸町での交流・学びの様子をご紹介します。
南三陸町実施スケジュール
■7月16日(木)
午後 :「南三陸ホテル観洋」到着
■7月17日(金)
午前 :「歓迎式・オリエンテーション」
昼 :「古民家での昼食(ひころの里)」
午後 :「南三陸311メモリアルラーニングプログラム」
「語り部による学びのプログラム(バス案内)」
「民泊体験 対面式」
■7月18日(土)
終日 :「学校交流(南三陸高等学校)」
■7月19日(日)
午前 :「農作業体験」
「郷土料理体験」
午後 :「行山流水戸辺鹿子躍 交流」
■7月20日(月)
午前 :「漁業体験(乗船体験)」
午後 :「海水浴・BBQ・スイカ割など(サンオーレそではま海水浴場)」
「民泊 お別れ会」
■7月21日(火)
午前 :「民泊体験 離村式」
午後 :「松島高等学校による松島ガイド」
「トヨタ自動車 見学」
■7月22日(水)
終日 :「学校交流(仙台第一高等学校)」
■7月23日(木)
午前 :「仙台市 観光」
午後 :「東北大学 見学」
■7月24日(金)
仙台空港より帰国
体験レポート
≪7月17日(金)≫
◎歓迎式&オリエンテーション



南三陸町国際交流協会 山本会長より歓迎のご挨拶をいただきました。
ご歓迎の御礼に、国立嘉義高級中学からは交流の記念として生徒が描いた野鳥の絵を記念品として贈呈されました。
歓迎式後のオリエンテーションでは、「南三陸町カルタ」を実施。
読み上げられた日本語を頼りに、南三陸町ならではの写真が散りばめられた取り札を、競い合って探しました。
◎昼食(ばっかり茶屋)



趣ある古民家「ひころの里」で、地元食材を使った和食を味わいました。
日本の食文化や里山の雰囲気を感じながら、ゆったりとした昼食の時間を過ごしました。
◎震災学習(南三陸311メモリアルラーニングプログラム&語り部バス案内)
※プログラム詳細はこちらから(ラーニングプログラム・語り部による学びのプログラム)



南三陸311メモリアルのラーニングプログラムと語り部バス案内にて東日本大震災の教訓や復興への歩みを学びました。
地域の「命を守る」取り組みに触れ、防災について考える貴重な機会となりました。
◎民泊体験対面式
※プログラム詳細はこちらから



民泊体験は、参加生徒・民泊家庭の皆様が一堂に会する対面式からスタートします。
式中では、南三陸町 副町長より、生徒の皆様へ向けた歓迎のご挨拶をいただきました。
民泊家庭の皆さんとは此方で初顔合わせとなり、いよいよご家庭での暮らし体験が始まります。
≪7月18日(土)≫
◎学校交流(南三陸高等学校)
※プログラム詳細はこちらから



学校交流では嘉義高級中学の皆さんが、台湾人形を使った人形劇と台湾をテーマにしたクイズ大会を企画してくれました。
人形劇では、台湾ならではのキャラクターになりきり、自分たちの学校を紹介。
その後、片手の指で操る台湾人形の動かし方を南三陸高等学校の生徒たちに教え、実際に人形を手に取って交流を楽しみました。
続く台湾クイズ大会も大盛り上がり。
アプリを使った4択クイズに、南三陸高校生たちは素早く回答していき、会場からは歓声が上がります。
見事、1位から3位に輝いた生徒たちには台湾のお菓子が贈られました。



続いて南三陸高校生の皆さんと共に、弓道部体験・日本の縁日体験・校内の震災資料室の見学を行いました。
弓道部では、弓の扱い方や射法を教わりながら実際に弓を引くことに挑戦し、縁日体験では浴衣や法被に着替え、生徒たちが用意した屋台を楽しみました。
また、校内の震災資料室では、南三陸高校生が展示の解説を行い、同年代の生徒同士が震災の記憶や復興について語り合う、貴重な学びの時間となりました。
参加された南三陸高校生からは、「以前、嘉義高級中学を訪問した際に大変よくしてもらった。だからこそ、今度は自分たちがお返しとして、しっかりおもてなしをしたい」との言葉もあり、これまでの交流が今回の心の籠ったおもてなしに繋がっています。
≪7月19日(日)≫
◎農作業体験(トウモロコシ収穫体験)
※プログラム詳細はこちらから



地元農家さん指導のもと、旬のトウモロコシを収穫しました。収穫の楽しさと、農業や食の大切さを体験しました。
◎郷土料理体験
※プログラム詳細はこちらから



ヘルスメイトの皆さんと一緒に郷土料理づくりに挑戦しました。
料理を通して地域の食文化に触れ、交流を深める温かな時間となりました。
◎行山流水戸辺鹿子躍 交流



戸倉小学校6年生による「行山流水戸辺鹿子躍」の披露や、台湾高校生による伝統人形劇、布袋戯(ポテヒ)の発表を通して、お互いの文化を紹介し合いました。伝統芸能を通じた交流は、国や世代を越えた貴重な学びの機会となりました。
≪7月20日(月)≫
◎漁業体験(乗船体験)
※プログラム詳細はこちらから



海面で揺れる船へ恐る恐る足を踏み出して乗船し、ワカメ養殖など、町の漁師の皆さんが実際に作業する海上の漁場を見学。
普段は見ることのできない漁業の現場を間近に感じることができました。
さらに南三陸の海の生き物を代表して、生きたウニとも触れ合いました。
鋭い棘の痛みなどはなく、手のひらの上で動く感触のくすぐったさに興味津々の様子でした。
◎海水浴・BBQ・スイカ割など(サンオーレそではま海水浴場)



南三陸高校生と一緒に海水浴やBBQ、スイカ割りを楽しみました。
同世代ならではの交流を通して、国境を越えた友情が育まれました。
◎民泊 お別れ会



4泊5日を共に過ごした民泊先のご家族とのお別れ式を行いました。
生徒たちは日本語で感謝の気持ちや滞在中の思い出を発表し、涙と笑顔に包まれた心温まる時間となりました。
◎松島高等学校による松島ガイド



松島高等学校の生徒の皆さんによる案内で、日本三景・松島を散策しました。
同世代ならではの視点で地域の魅力を学び、交流を楽しみました。
◎トヨタ自動車 見学


トヨタ自動車の工場を見学し、自動車が製造される工程やものづくりへのこだわりを学びました。
日本の高い技術力や品質管理について理解を深めました。
≪7月22日(水)≫
◎学校交流(仙台第一高等学校)



仙台第一高等学校では、バディの生徒と一緒に授業へ参加したほか、限られた時間と材料でタワーの高さを競うグループワークにも挑戦しました。学食で昼食を共にし、学校生活を体験しながら交流を深めました。
◎東北大学 見学



東北大学では、留学制度についての説明を受けた後、大学職員の方にご案内いただきキャンパスツアーに参加しました。
学食も利用し、日本の大学生活を身近に感じる機会となりました。
