嘉義縣立竹崎高級中学_来訪レポート

実施概要

【日時】2026年5月11日(月)-16日(土)
【団体】嘉義縣立竹崎高級中学
【人数】36名

嘉義縣立竹崎高級中学(台湾)

嘉義縣立竹崎高級中学は台湾中部に位置する中高一貫校です。普通科に加え、音楽・美術・科学などの専門課程も設けられており、その全校生徒数は約1,000名を誇ります。

今回で4度目となる南三陸町への来訪となり、5月11日から6日間の日程で、南三陸町を主な拠点として教育旅行が実施されました。町では郷土料理体験や震災学習、町内各所での演奏会、民泊体験、学校交流など、多岐にわたるプログラムを体験いただきました。

本記事では、その中から南三陸町で実施された体験プログラムおよび学校交流の様子を抜粋してご紹介いたします。

南三陸町実施スケジュール

■5月12日(火)
午前 :「南三陸311メモリアルラーニングプログラム
   「語り部バス案内
 昼 :「昼食(さんさん商店街)」
午後 :「国楽演奏会①(南三陸町入谷小学校)」
   「タコロン絵付け体験

■5月13日(水)
午前 :「海から学ぶプログラム(漁業体験)
   「郷土料理教室
午後 :「国楽演奏会②(歌津つつじ苑)」
   「民泊体験 対面式」
 夜 :「懇親会」

■5月14日(木)
午前 :「民泊体験 お別れ式」
午後 :「松島観光」
   「イオンモール新利府」

■5月15日(金)
午前 :「わくや万葉の里 天平ろまん館 見学」
午後 :「南三陸高校 学校交流会

■5月16日(土)
午前 :「お別れ式」
   「仙台城 見学」
午後 :「帰国」

5月12日(火)
◎南三陸311メモリアルラーニングプログラム & 語り部バス案内
※プログラム詳細はこちらから(ラーニングプログラム語り部による学びのプログラム

南三陸町と台湾は、東日本大震災での支援をきっかけに交流を重ねてきました。

今回受講いただいた「南三陸311メモリアル ラーニングプログラム」は、震災を経験した住民の声をもとに構成されたシアタープログラムです。参加者は、東日本大震災当時の証言に耳を傾けながら、「もし自分がその場にいたら、どのように行動するべきか」を考え、防災について学びを深めていきます。

シアターの後は、震災への理解と防災への意識を胸に、語り部バスへ乗車。町内の震災遺構を巡りながら、震災当時の状況や復興までの歩みについて説明を受けました。

写真には、震災遺構である防災対策庁舎を見学した際の様子もあります。参加者の皆様は静かに耳を傾けて、震災の記憶と教訓について真剣な表情で学ばれていました。

5月13日(水)
◎郷土料理体験教室
※プログラム詳細はこちらから

郷土料理体験では、食生活改善推進員(ヘルスメイト)の皆様に講師を務めていただきました。

今回のメニューはスズキのフライ、味噌おにぎり、豚汁、フルーツポンチ。参加者はメニューごとにグループへ分かれて調理を開始します。講師の皆様から説明を受け、手際よく調理を進めていく姿が印象的で、中には率先して洗い物を手伝ってくれる参加者の姿もありました。

特におにぎりを握る作業や、その上に味噌を塗る工程では、参加者の皆様が楽しそうに取り組む様子が印象的でした。

自分たちで一から作り上げた昼食は格別だったようで、美味しそうに頬張る皆様の笑顔から、体験の充実ぶりが伝わってくる時間となりました。

5月15日(金)
◎南三陸高校 学校交流会
※プログラム詳細はこちらから

南三陸高校における学校交流会の様子です。
嘉義縣立竹崎高級中学と宮城県南三陸高等学校は、2020年2月に姉妹校締結を結んでおり(※締結当時、志津川高等学校)、今年で6年目を迎えます。2023年より開始した現地での学校交流も今回で3度目となりました。

交流会の冒頭では、竹崎高級中学の代表生徒より
「災害のたび、日本から温かい言葉をいただいてきました」
「両校の関係が末永く続くことを願っています」
「演奏を通して、日本の皆様から感想や評価をいただければ嬉しいです」
といった言葉が贈られました。

交流会ではまず、お互いの学校紹介を実施。
その後、竹崎高級中学の皆様より台湾の伝統楽器を取り入れた音楽パフォーマンスが披露されました。演奏では合奏による5曲(「革命道中」「海の見える街」など)が披露され、会場は大きな拍手に包まれました。

また、南三陸高校からは部活動交流も行われ、吹奏楽や弓道など、参加者はそれぞれ希望する活動へ参加。同世代ならではの距離感で交流を深めながら、技術や文化の違いを楽しむ様子が見られました。

≪6日間の体験交流を終えて≫
 震災支援をきっかけに始まった台湾と南三陸町との交流は、学校交流や体験学習を重ねながら、年々つながりを深めています。今回の滞在でも、地域の方々との交流や同世代同士の学び合いを通じて、言葉や国境を越えた絆が育まれている様子が多くの場面で見られました。

 嘉義縣立竹崎高級中学と南三陸町との交流が、これからも未来へ続いていくことを願うとともに、本町での経験が参加者の皆様にとって大切な学びと思い出になれば幸いです。

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