机上のマニュアルから「命と事業を守る本質の防災」へ
NECビジネスインテリジェンス様が南三陸の現場で学んだ、想定外に立ち向かう変革リーダーシップ
日本を代表する社会インフラ・ICT企業であるNECグループのコーポレート機能を担うNECビジネスインテリジェンス様。その各部署で防災・BCP(事業継続計画)を推進するリーダー14名が南三陸町に集結。なぜ現場に足を運び、被災のリアルと復興の葛藤から何を学び得たのか。その1泊2日のレポートです。


事例ハイライト / 実施概要
【実施企業・団体】
NECビジネスインテリジェンス株式会社
【参加対象・人数】
各部署で防災・BCP推進を担うリーダー 14名
【実施日時】
2026年10月8日~9日(1泊2日)
【研修の狙い】
「マニュアルを超えた現場判断力」の育成/BCPの自分事化
01. なぜオフィスではなく「南三陸の現場」なのか?
気候変動や激甚化する自然災害。多くの企業がBCP(事業継続計画)や防災マニュアルを策定していますが、現場からは「社内訓練を実施しても形骸化してしまう」「想定外の事態が起きた時、マニュアルに頼らず現場で判断できるのか」という懸念の声が絶えません。
NECビジネスインテリジェンス様においても、単なる知識の講義や座学ではなく、「現場の空気感と被災者の生の声に触れ、防災を完全に自分事化する」こと、そして「想定を超えた災害下での本質的な意思決定力」を培うことを目指し、南三陸町での1泊2日の現地研修を決定されました。
狙い①
BCP・マニュアルの更新
「マニュアル通りにいかない現場」の現実を知り、柔軟かつ実践的な対応力を養う。
狙い②
防災リーダーの当事者意識
「正解を教える訓練」から脱却し、社員一人ひとりが主体的に行動する意識を醸成。
狙い③
地域と自社事業の絆の確認
南三陸の持続可能な循環型まちづくりと、自社のICT支援の歴史・関係性を体感。
02. プログラムの流れ:現場の葛藤に触れ、問いを立てる1泊2日
DAY 1
地域事例のインプットと「想定外」のリアルを知る
まちあるき語り部『津波の高さを実感するコース』
避難場所の実際の高さや海との距離を体感。「海からの距離やかさ上げの高さは、机上では想像できなかった」と、空間のインパクトを記憶に刻みます。
ラーニングプログラム『そのとき命が守れるか』(南三陸311メモリアル)
「指定避難場所が津波に遭遇する」という現実の問いに対し、参加者同士で対話。「マニュアル通りの行動だけでは命を守れない」本質に向き合いました。
地域対話プログラム(講話:株式会社丸荒 及川社長)
地元企業のトップから、発災当時のリアルな社員保護・事業継続の判断と、その後の危機管理体制について直接対話を行いました。



DAY 2
ジレンマの追体験と「意思決定」の深掘り
南三陸式ジレンマワークショップ
「避難すべきか、業務継続か」「お客様の対応か、自身の安全確保か」。マニュアルには書かれていない究極の葛藤をグループで議論し、初動判断の軸を磨きました。
南三陸BIO視察(循環型社会と自社貢献の体感)
生ゴミがエネルギーや液肥に再生されるバイオマス施設を視察。生ゴミの収集分析にNECグループのICTソリューションが活用され、地域の復興とSDGsにどう寄与してきたかの足跡を巡りました。
防災メッセージ講話(佐藤仁 前町長)& 対話セッション
震災現場で指揮を執ったトップリーダーからの魂の講話。後半の対話セッションでは「自社の現場でどう判断するか」をテーマに白熱した問い掛けが行われました。



03. 参加者の声:防災担当者が掴んだ「意識変容」の瞬間
研修後、社内・各部署で防災を導くリーダーの皆さんから届いた、リアルな意識の変化をご紹介します。
参加者様A
「身を挺して会社を守る」から「まず自らの命を守る」へ
参加者様B
「正解を教える訓練」から「自ら考えさせる問いかけ」へ
参加者様C
机上の研修では届かない「現地だからこその実感」
本プログラムが
「企業の防災・人財育成」
におすすめの理由
- マニュアル依存からの脱却: 被災地の実体験から、想定外の事態に対応する「柔軟な現場判断軸」が身につく。
- 能動的リーダーの育成: 答えのない「ジレンマワーク」を通じて、主体的に組織を動かす当事者意識が覚醒する。
- SDGs・サステナビリティの実践体感: 災害からの循環型まちづくり視察を通じ、自社のESG・地域貢献の価値を再発見できる。
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