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海とともに、
生きるまち。

20.三嶋神社

歌津の伊里前湾を見守る三嶋神社。海の恵みを願う歌津の人々は恵比寿様をこの神社に祀り、大漁と航海の安全を祈ってきた。

三嶋神社の小山宮司の先祖は代々、田束山頂にあった計仙麻大島神社(927年にまとめられた「延喜式神名帳」記されている)を千年あまり守ってきた。元禄6年に歌津の町割がなされたときに、三嶋神社が建立され、小山宮司の先祖も伊里前に下った。
それから、祭礼や社殿、社務所の維持管理は、氏子たちで組織する伊里前契約会が行って来た。

震災の大津波で、歌津駅近くにあった三嶋神社の社務所や神輿はすべて流出した。60戸ほどで組織する契約会の人々は、自らも被災しているにもかかわらず、浄財を出し合い、2016年5月、高台に立派な社務所を自力再建した。正月が近づけば、契約会の人々が、三嶋山にある権現造の社殿を清掃し、注連縄を作って飾り付ける。厚い信仰は今も息づいている。

祭礼は4年に一度。太鼓屋台と獅子舞を従え、豪華な神輿が歌津の浜々を行く祭りの日を、ご神体も三嶋山の鎮守の森の中で、ひっそりと待ち焦がれている。

>>>伊里前の人々が守り続ける三嶋神社

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