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海とともに、
生きるまち。

15.山谷の大ケヤキ

古くから修験者たちが行き交ってきた入谷地区山谷の山中、惣内山(そうないさん)の八合目に、その巨大なケヤキは静かに立っている。太い幹とたくましくうねるような根が、何百年ものケヤキの歳月を語る。

そして、その大ケヤキの根元からは、美しい水がこんこんと絶えることなく湧き出ている。
 
入谷には、600年前の伝説が今に伝わる。

ある日、この地域の寺の僧侶のもとに山姥が現れ、中味を見ないで大切にせよと一巻の布を持参する。
言われたとおりにその布を大切にした僧侶のもとに、山姥は再び現れ、自らが蔵王権現であることを告げる。
山伏たちが信仰する蔵王権現の出現に、僧侶は「権現様のお社はどこにあるのか」と尋ねる。すると、蔵王権現は答えた。
「この近くに、水が出そうもないところに水が湧き出している場所がある。そこが社の験だ。」

600年以上も昔から、大ケヤキはこの湧き水でのどを潤す人々を見つめて来たのだろうか。森の中で、この木のまわりだけがとりわけ生命感にあふれる異空間に見える。

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