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海とともに、
生きるまち。

24.歌津のアワビ

1928年、京都御所で行われた昭和天皇即位の儀式「大嘗祭」に、歌津産の干鮑が献上された。泊浜の17人が鮑の採捕人として選ばれ、9月には鮑採りが行われた。それ以来、歌津のアワビは極上の逸品として知られるようになった。

アワビの開口の前の晩は、興奮して眠れなかったと地域の漁師は振り返る。高値で取り引きされるアワビは大きな収入源だったからだ。子どもたちは親たちと一緒に船に乗り、見よう見まねで漁を覚える。中学生になれば十分に一家の戦力になる。
昭和30年代には、鮑、ウニ、タコ漁の開口日や麦刈りの日は町内の学校は休みになったそうだ。貴重な現金収入を得るため、一家は力を合わせたのだ。

歌津の浜は、アワビなどを育てるヒジキ、マツモ、フノリなどの磯根資源が豊富だ。アワビの保護とさらなる増産のため、稚貝を各浜に放流するなどの努力も続けられている。
 
歌津では、毎年12月23日に「献上鮑まつり」が行われる。極上の鮑は、歌津の誇りなのである。

>>>献上アワビ 地場ならではの出会いがここに

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