埼玉県立浦和商業高等学校様【モアイの色塗り体験(ミニモアイ像)】実施レポート

■実施概要

【団体】埼玉県立浦和商業高等学校
【日時】20211223日 13001500
【人数】53名

 

■モアイ色塗り体験の様子

南三陸町にはイースター島(正式名称バスクワ島)から贈られた本物のモアイ像があります。さんさん商店街の傍らにそびえ立つモアイ像は、白珊瑚と黒曜石で造られた眼で、町を見守ってくれています。今回は、南三陸町にモアイが設置されている経緯や人との繋がりを学びながら、オリジナルのモアイの置物が作れる「モアイ色塗り体験」を体験してもらいました。

(※現在は紹介動画を用いてご説明しております)

まずは、観光協会のスタッフより、なぜ南三陸町にモアイがあるのか、紹介がありました。南三陸町とチリのイースター島は1960年のチリ地震で共に大きな被害を受けました。これをきっかけに「共に復興を目指していこう。そしてこの津波の記憶を後世に伝えていこう」と、深い友好関係を築いてきました。1991年には友好の証として、チリで作られたモアイ像が南三陸町に設置されました。しかし、2011年の東日本大震災によって、流出したモアイは頭と胴体が分かれてしまいました。それを知ったチリの方々は、再び復興を目指す南三陸町へ新たなモアイを贈りたい、とイースター島で作ったモアイをプレゼントしてくれたのです。イースター島で彫られたモアイ像が島外を出たことはなかったため、そのモアイは大変貴重なものです。また、眼が入ったモアイは世界に2体しかないありません。眼を入れるとマナ(霊力)がモアイに宿るため、南三陸の悲しみを取り払い、復興を見守る存在になってほしいという願いをこめて、南三陸まで足を運んで制作者が入れてくれたそうです。

町ではモアイで町おこしをしようと、食べ物やキャラクターなど、様々なグッズ展開を行ってきました。今回、色塗りをしてもらったモアイもそのグッズの1つです。

 

町とモアイの深い関係に納得した後、いよいよ色塗り体験スタートです。

水性ペンの色は全部で8色(黒・白含む)。それぞれ上の一覧のような運気の上昇を意味しています。
それを理解した上で、まずはベースとなる色をモアイ全体に塗っていき、その後装飾をして、オリジナルのモアイを作っていきます。

手のひらにのるくらいの小さなモアイ像に、丁寧に色を塗ります。
他の色を上から重ねて塗る場合は綺麗に色を入れるために一度しっかりとうちわなどで乾かしてから塗っていきます。
また、彫りの深い目や鼻、口元はつまようじを使って塗るのがコツです。

仲のいい友達と表情違いのモアイを完成させて、互いに見せ合ったり、並べて写真を撮ったりしている様子が見られました。
皆さんお気に入りのモアイができあがったようで、大変満足そうでした。

モアイには「未来に生きる」という意味があります。イースター島から贈られたモアイが南三陸町の人々を遠い未来まで勇気づけて、見守り続けるように、今回作ったモアイが参加者のみなさんにとって、そんな存在になってくれたらと願っています。

「モアイの色塗り体験」詳細についてはコチラから

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