突然ですが・・・
災害に対する備えはできていますか?

災害は、日本全国、世界中で、
もしかしたら明日、自分や家族、大切な人のもとに起こるかもしれない。

震災を経験した地域、実際の避難所になった場所をフィールドに
震災の経験者から教わる実践型プログラム 防災キャンプそなえ


8月5~6日、実際に実施されたプログラムを紹介します。
==================================================

真夏日になった8月5日。
長野県から高校生が参加しました。

「防災キャンプそなえ」に高校生が参加するのは初めて。
いったいどうなってしまうのでしょうか?

==================================================

まずは、イントロダクションワーク

震災当時の町の様子、そして避難所の様子を紹介、
トイレを済ませて、いよいよスタート・・・

このプログラムは南三陸を旅行中、地震に見舞われ、発災。
避難、避難所での生活を余儀なくされるという設定でスタートします。

実際の参加者にも事前に伝えている情報はこの程度。

次に何が起きるかわからないのがこのプログラムのポイント!
参加者は次々にミッションをクリアしていきます。

P8050280

気付いたら発災・・・けもの道を避難します

P8050297

不安な気持ちで殺到する避難者に対応します



突然訪れる過酷な状況、
協力し合うしか、ありません。

「だんだんイライラしてきたよ~~~ストレスが溜まってる感じがする」
「誰が仕切るの?日が暮れちゃうよ、時間がない」

P8050409

「この方法は本当に皆が納得していますか?」
「1ヶ月先も生き延びられますか?」
「他に良い方法はありませんか?」

時にはスタッフが、判断をサポートする声がけを行います。
でも、考えるのは参加者自身。
答えが見つからなくても、限られた時間で考え、そのときの最良の決断を下します。


19時。
だんだんと暗くなってきました。
でも、暑さはなかなかおさまりません。

「水、飲んでますか?倒れてしまっては大変ですよ!」
「衛生面は大丈夫か。ノロウイルスになったら大変」

スタッフ、職員からも厳しい指導が入ります。
安全に避難生活を送らなくてはなりませんからね!

避難者の名前を張り出したようです。

避難者の名前を張り出したようです。

 

「発災して1日目、今この瞬間も余震におびえ、
家族と連絡がつかず、寒さに震えた人がいました。
他人事じゃありません。
本当に、ここにいたんです。
この経験をどう活かすか?考えながら過ごしてほしいと思います。」

P8050453

身体を拭く「シャワールーム」を設置したようです。

 

今回の参加者の皆様は、とっても早起きでした。
「全然眠れなかった~」と言いながらも、
朝の準備をしました。

昨日よりもペースがゆっくりに思えます。
発災2日目、疲れがでてきたのでしょうか。


翌日は、想像力を働かせ、長野県にタイムスリップ!
「考える」時間です。
昨日からおきている発災~1日目、2日目の出来事は
何もここだけのことじゃありません。

P8060492

あれ、学校に避難備蓄ってあるのかな

P8060493

学校で被災したら家に帰るのは何日目だろう

P8060507

最後はそなえ宣言!実行してくださいね!

参加者からは
「自分たちだけではなく、学校の友達や家族にも知ってほしいよね」
「学校って避難所になるのかな?わかんないや・・・」

「自分たちが学校で被災したら、地域の方を守れるかな」
「やってみて初めてそなえの大切さが分かった。電気、水、食べ物もありがたい」
との声が挙がりました。

暑い夏の防災キャンプはスタッフも初めて。
でも、冬には冬の、夏には夏の
長野県には長野県の災害とそなえがあるはずです。
スタッフも身をもって、そなえの大切さを考えさせられることになりました。

=========================
防災キャンプそなえ
8月5日(金)13:00〜8月6日(土)9:00
長野県飯田市の高校生15名、社会福祉協議会職員の皆様
実施主体:南三陸町観光協会・平成の森
協力者:伊里前福幸商店街 みなさん館 歌津地区の方々

----募集ページはコチラ

突然ですが、

南三陸町といえば海の幸!

です。今日はその海の幸を漁師さんがどのような場所で養殖漁業をしているか、実際に漁船に乗って見学できる「海から学ぶプログラム」のご紹介をいたします。
 
今回は、6/4に本プログラムを体験した企業様へ同行させていただきましたのでその様子をご紹介です。
 
出発場所である漁港に集合し、まずは漁師さんと対面です。
1 3

船に乗る前に、震災後漁師さんが今の状態になるまでの大変さといった漁師さんならではのお話や、船に乗り込んだ際の注意事項等のお話を聞き、ライフジャケットを装着し、いざ出港!
 
 
実際に漁師さんが漁に使用している船で養殖場まで向かいます。

2
 
到着した先では漁師さんのお話しを聞きながら、様々な養殖物を実際に見て、触って、食べて(!)と日常では経験できない学びがたくさんありましたよ。
4
5
 
参加したみなさんからは、
「養殖物はどれくらいでこの大きさになるんですか?」や
「今乗ってる船は震災後に準備したんですか?」、
「震災後、漁師をやめようとは思いませんでしたか?」といった質問があり、漁師さんは丁寧に回答してくれていました。
6
 
その後、湾内を一回りし漁港へ戻りライフジャケットをお返しした後は、質問コーナー、漁師さんの挨拶がありプログラムは終了です。
 
参加したみなさんからは、
「日ごろ口にしているものがどのように養殖されているのかを初めて見た」
「震災後にここまで復旧するのは大変だったでしょう。これからもがんばってほしい」
「若い漁師さんが多くてびっくりした」
といった感想が上がっていました。
中には「試食した○○(あえて伏せます。参加してからのお楽しみに!)は食べたことがないくらい美味しかった。獲れたては違う!」といった感想もありましたよ。
 
タイトルでは【いかつい漁師】みたいに書きましたが、漁師さんはみんな優しく・丁寧にいろいろなことを教えてくれましたよ。そんな漁師さんが教えてくれる季節によって変わる海を、ぜひその手で味わってみてください。
 
----------------------
プログラム内容:「海の学びのプログラム」
団体名:イシイ株式会社 様 58名
日時:平成26年6月4日(土) 10:45~12:30
----------------------
 
「海から学ぶプログラム」も含めたツアー・プログラムの詳細や申込みはこちらからどうぞ
 
 

地震 津波 土砂災害 集中豪雨。
災害はいつどこで起きるか分からない。
もしかしたら、明日自分や家族、大切な人のもとに起こるかもしれない。
予測が全くつかない明日への備えはできているのだろうか。
災害が起きた後、今やるべき行動を考えられるか、優先事項は何か。
物資の備えだけでなく、心の備え。

震災を経験した地域、実際の避難所になった場所をフィールドに
震避難所運営を行った方々、避難所生活を経験した方々、
震災の経験者から教わる実践型プログラム 防災キャンプそなえ

―――企業研修として 
―――地域の防災訓練として

あなたの生活に、心の備えを準備しませんか?
6月3~4日、実際に実施されたプログラムを紹介します。

==================================================

晴れ間が広がり初夏のような陽気になった2日間。
東京から企業様が本プログラムに参加いただきました。
プログラムの構成上、一部だけの紹介です。

まずはイントロダクションワーク
震災当時の町の様子、そして避難所の様子を紹介、
トイレを済ませて、いよいよスタートです!

このプログラムは南三陸を旅行中、地震に見舞われ、発災。
一次避難~二次避難を余儀なくされるという設定でスタートします。

どこで発災して、どこに避難するか多くを語りたいのですが
ここがプログラムのポイント

地域の方から震災当時の話を伺う

津波の力を目の当たりにする


実際の参加者にも事前に伝えている情報はこの程度です。
次に何が起きるかわからないなかで
参加者は次々にミッションをクリアしていきます。


避難所に入ってからも同様、次々に迫りくるミッションに挑戦
突然訪れる過酷な状況、
とっさのコミュニケーションが非常に大切ですね。

とっさの展開に判断力が試される

今最初にすべき事は何かを考える

P6030378

限られた情報を必死に書き出す

P6030398

避難所に届いた備品

P6030424

リーダーを中心にそれぞれの役割を決める

P6030410

限られた食料をどう分けるべきか

20160603_185258

食事をしながら、一日目の反省

IMG_0524

地域の方々が当時の様子を語る


辺りは刻一刻と闇が迫り

震災当時もまさにこのような状況だったのが思い出されます。


時間が経過して翌日、ただ体験するのではありません。
「備え」を実際に会社や学校で使用するためのシュミレーション演習。
2日間の経験を活かして、これからすべき事を真剣に話し合いました。

P6040559

自分の会社や自宅で被災したら??

P6040569

他参加者の意見も参考に

P6040571

2日間の経験を元に、自分がすべき「そなえ」を考える

P6040582

最後は帰って自分が実践する「そなえ宣言」を。




参加者からは
「リーダーの重要性を思い知った」
「翌日には終わるプログラムだったのに、絶望感を味わった」
「会社に戻ってマニュアルを全社員が共有する場を設ける」
「お風呂の水を常に浴槽に貯めておく」
「日頃の健康管理に気をつけ、いざという時に備える」


いっしょに参加した事務局やガイドさん 避難所運営者からは
「当時を思い出した、震災を忘れず、変わらず災害に備えていきたい」
「自分たちの経験を活かせてもらえれば嬉しい」
そんな声が聞かれました。

地域にとっては震災の風化防止、
そして防災を伝えていく事に繋がっていきそうです。

=========================
防災キャンプそなえ
6月3日(金)13:00〜6月4日(土)9:00
レンドリース・ジャパン株式会社様からの参加者 22名
オーストラリア大使館様からの有志 3名
実施主体:南三陸町観光協会・平成の森
協力者:伊里前福幸商店街 みなさん館 歌津地区の方々


----募集ページはコチラ

↑ページトップへ