朱色の花々が咲き誇る霊峰
田束山
【たつがねさん】
紅葉の田束山
古くから山岳信仰の霊山として人々の信仰を集めてきた田束山。現在は太平洋を一望できる町内屈指のビュースポットとして知られ、春ともなれば5万本ものツツジが咲き誇り、全山が燃えるような朱に染まります。山頂にある11基の経塚は、かの奥州藤原氏との深いゆかりを今日に伝える貴重な遺構。美しく、 神秘に満ちた山です。
経塚群
穴滝
行者の道
田束山の遊歩道「行者の道」には、弘法大師が歩いたと伝わる「東の行場」という場所が。昔ここには大ぐもが住んでいて、修行僧を大変困らせたといいます。ルート上には「穴滝」と呼ばれる滝があり、20mの高さから落ちる水の勢いと周囲の森の美しさが幽玄の世界へ誘います。
森を守る、鳥を育む美しき森
野鳥の森・正鵠の森・リアスの森
【やちょうのもり・せいこくのもり・りあすのもり】
正鵠の森
森林資源も豊富な南三陸には、森林浴やハイキングを楽しめるスポットがあります。「正鵠の森」や「野鳥の森」はバードウォッチングが楽しめる遊歩道がある環境保全林。「リアスの森」には1.5kmと3.6kmのハイキングコースがあります。
正鵠の森の中にはキビタキやオオルリ、ウグイスなどの野鳥の声が響き渡り、遊歩道ではその愛らしい姿に出会うことも。
樹齢800余年の県指定天然記念物
荒沢神社の太郎坊の杉
【あらさわじんじゃのたろうぼうのすぎ】
太郎坊の杉
荒沢神社
県内有数の古刹・荒沢神社にある「太郎坊の杉」は、1609年に仙台城大手門前の広瀬川に架ける大橋を建設する際、伐採されずに残ったものと伝えられる杉。推定樹齢は800年以上で、根まわり11.7m・樹高約42m、枝張は東西約25m・南北約21mもあり、県下有数の巨木として神社のシンボルになっています。昭和33年の台風で倒れるまでは、樹高45mの次郎坊の杉もありました。
南三陸の先達を顕彰する
昇仙の杜・ 弥生公園
【しょうせんのもり・やよいこうえん】
伊達藩養蚕発祥の地として栄えた歴史を持つ入谷地区。「昇仙の杜」はこの地に養蚕を広めた山内甚之丞とその息子甚兵衛の墓所を整備した史跡公園で、園内には甚之丞のレリーフ記念碑が建っています。桜の名所としても知られるほか、町指定の名木などもある緑あふれる憩いの場として、人々に親しまれています。
甚之丞のレリーフ
弥生公園
小森御前様
神行堂山麓の巨石
大雄寺の鐘楼
山内甚之丞が寄進した「大雄寺の山門」は鐘楼を持つ見事な桃山様式で、町内では最も古い建物のひとつです。神行堂山の中腹の杉林にある2つに割れた「神行堂山麓の巨石」はかつて“体内くぐり”という儀式が行われていたと伝えられるもの。「小森御前様」と呼ばれる小さなほこらには、義経の平家追討に加わった紀州那智の豪族・鈴木三郎重家とその妻・小森御前の悲恋物語が伝えられています。
伝統芸能 入谷打囃子【いりやうちばやし】
毎年9月中旬、入谷八幡神社の例祭には「入谷打囃子」が奉納されます。祇園囃子の流れをくむと伝えられる優雅なお囃子と勇壮な獅子舞。色鮮やかな衣装を身につけた子どもたちと獅子が入谷地区の黄金色に染められた景色の中を練り歩く姿は、古き良き時代の秋祭りの風情をかもし出し、県内外からの多くの見物客で賑わいをみせます。200年以上の歴史を持ち平成11年、県の無形民俗文化財に指定されました。